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エベレスト登頂 ネパール側、チベット側2つの入山方法


年間のべ700人程が挑戦するエベレストですが
標高8000mエリアでの
高山病、デスゾーン(死の地帯)
ブリザード、クレパスとの戦いなど

難関不落の岩壁に立ち向かう登山家達の
手間のかかる手続き、莫大な費用
過酷なトレーニングなど
概要を、ざっくりまとめてみました


□▽□▽□▽□▽□▽


□ ネパール経由とチベット経由

エベレストは
ネパールとチベットの境にある
ヒマラヤ山脈に位置しています

よって、どちらの経由からもアタックできます

スタート地点は、どちらも5000mの
ベースキャンプからですが
しかし、若干の違いがあります

徒歩で数日かかるのがネパール経由で
車でいけるのがチベット経由です

登山者の多くは、ネパール経由の登山者が多く
登頂成功率も高いとの事です


□ 登山費用

約800万円~1,000万円

その内訳は
入山料を300万前後ネパール政府に支払い

渡航費・滞在費、装備、医療サポート
ロープ設置など登山ルートの使用料
ガイドやシェルパへの費用などです


□ 公募隊

登山家や登山隊とは違い個人が集まる
公募形式の登山隊です

主な手続きをしてくれるエージェント
技術的なサポートしてくれるガイド
荷揚げ、ルート工作をしてくれるシェルパなどが
尽力してくれます

※ シェルパ(ネパール東部に住む少数民族)

又、若干のデメリットもあります
参加者の経験の度合いがまちまちで
あらゆるアクシデントなどが想定されます


□ トレーニング

登山スキルの向上
3000m~6000m程の山々に挑戦します

ルートや天候に関する知識はもちろん
基礎的な体力づくりが必要です

低酸素ルームで体を慣らしたり
酸素ボンベを使う訓練なども必要です


□ 4つのベースキャンプ

第1キャンプ(標高約6,000m)
第2キャンプ(約6,500m)
第3キャンプ(約7,300m)
第4キャンプ(約8,000m)

第1キャンプまでは150kmも歩き
到着しても、また下りては登りを繰り返し
身体を慣らします

第4キャンプから頂上の8848mまでは
超難関の、デス・ゾーンと言われ
嘔吐・耳鳴り・難聴・悪寒など
人が生きられない世界とも言われています

又、第4キャンプを夜中に出発し
翌日の昼間に到着するのが鉄則で
日没までに戻らければ
身体が限界に達すると言われています

標高が8000m地点では
酸素濃度は地上の約3分の1となるので
8500mでは生存率が、かなり低下します

標高8000m以上で死者が出た場合は
遺体はそのまま放置されます

夏でも夜は-37℃となります


□ 映画

エベレスト 3D(原題: Everest 2015 アメリカ) 

1996年に起きた実話をベースにした作品です

公募隊に参加する郵便配達員や建設作業員
そんな素人レベルの、登山経験しか無い人々が集まり
過酷な死闘を繰り広げるサバイバルアドベンチャーです

撮影技術がすばらしく、圧巻の映像です

--

written by tenten616(CW)

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